【二宮寿朗の週刊文蹴】森保ジャパン、代表ローテーション化は“働き方改革”

日本代表の中心を担うコアメンバーはけがや不調でもない限り、招集されるのが当たり前だった。
吉田はアジア杯後にレギュラーの座を奪還して先のトットナム戦でもタフな守備を披露して勝利に貢献している。特に吉田、原口は残留争いの渦中にあり、チームに専念させることがベターだと考えたからだろう。勇気のいる決断だ。
森保監督は“ドーハの悲劇”を味わった世代である。彼らが日本代表のプライドをピッチ上で示し続け、そのグレードを引き上げてきた。日本代表のプライドをピッチ上で示し続け、そのグレードを引き上げてきた。
「日本代表はいかなる試合でも勝たなきゃいけない。日の丸をつけてプレーする、その誇りを見せなきゃいけない」。愛ある叱咤(しった)のエピソードを森保監督に話したことがある。
彼も「代表は常に結果が求められますから」と真っすぐな目で同調した。スポンサーやファン、サポーターへの感謝を常に口にする彼にとって、軽く考えていい代表戦などない。ラモスの言葉に通じる、代表への熱いプライドもある。
ましてや今回は6月の南米選手権を見据えた南米勢との貴重な2連戦だ。それでもメンバーの入れ替えに踏み切れたのは、選択肢が広がっている現状があるからだ。フランスに渡って出場を続ける昌子や香川については招集するタイミングを探っていた感もある。
海外組が多数派を占める時代。試合のたびにコアメンバーをローテーションできる選手層づくり。
森保ジャパンの“働き方改革”に注目あれ。

 
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