脇役から主役級の選手へ! 今季CLで要注目のサイドバックコンビ

かつてサイドバックと言えば、タッチライン際を上下動してクロスを上げるだけのポジションというイメージが強かった。
そこで今回は、チャンピオンズリーグに出場するチームの中から、要注目のサイドバックコンビをピックアップ。世界最高峰の舞台で輝く選手たちを紹介する。■バルセロナ:セルジ・ロベルト、ジョルディ・アルバも少年時代は“FW”だった。
その経歴は今もサイドバックとしての能力に生かされており、前者は高い戦術理解力とパス能力、後者はスピードとテクニック、さらにシュート力を備えている。一般的なサイドバックに求められるフィジカル能力や守備力を考えれば、2人が同時に最終ラインのサイドをカバーするのは無謀とも思える。だが、圧倒的なポゼッションに支えられるバルセロナのサッカーにおいては、むしろ必要とされる人材で、彼らの同時起用がチームの強みにもなっている。
■レアル・マドリード:ダニエル・カルバハル、マルセロ CL3連覇中のレアル・マドリードを支える両サイドバックは、対照的なキャラクターを持つ。ダニエル・カルバハルは無尽蔵のスタミナをベースに、ボランチとしてもサイドアタッカーとしても振る舞うことができる。
まさにカメレオンのような選手で、サイドバックの領域を超えた存在だ。ケガなどもあって今シーズンはやや低調な出来となっているが、代えの利かない選手であることに変わりはない。
好調リヴァプールで両サイドバックのレギュラーを務めるのは、平均22歳の若者2人である。思い切りの良いオーバーラップと精度抜群のクロスで攻撃に厚みをもたらすだけでなく、ハードな守備で強度の高いサッカーをサポートする。ユルゲン・クロップ監督のもとで日々成長を続ける彼らは、今後何年もリヴァプールの両翼を担い続けるはずだ。
■マンチェスター・C:カイル・ウォーカー、バンジャマン・メンディは“偽サイドバック”の役割を務めるなど、戦術面でもチームに与える影響は大きい。
マンチェスター・Cは両選手の獲得のために合計1億ポンド(約147億円)以上の移籍金を投じたが、それだけの価値を証明している。■トッテナム:キーラン・トリッピアー、ベン・デイヴィス 2018FIFAワールドカップロシアでイングランド代表としてブレイクを果たしたキーラン・トリッピアーは、デイヴィッド・ベッカムに例えられる正確なキックを持ち味とする。CLグループステージ第3節終了時点で、1試合平均の「キーパス(*シュートに繋がったパス)」は5.5本を記録。
トニ・クロースやネイマール、ダヴィド・シルバといった選手を抑えてトップに立っており、チームの攻撃を支える重要なピースとなっている。一方、ベン・デイヴィスは派手さはないものの、攻守両面で抜群の安定感を誇り、不動の左サイドバックとなっている。■ユヴェントス:ジョアン・カンセロ、アレックス・サンドロ ジョアン・カンセロはポルトガル、アレックス・サンドロはブラジルの出身らしく、どちらも足元のテクニックが高い。
スピードに乗ったドリブル突破からのクロスは、ユヴェントスの武器の一つとなっている。「ハーバード大学で授業を持つことができるとジョゼ・モウリーニョ監督から絶賛されたレオナルド・ボヌッチとジョルジョ・キエッリーニのコンビがセンターバックを務めていることも、積極的な攻撃参加を促す要因となっている。■ローマ:アレッサンドロ・フロレンツィ、アレクサンダル・コラロヴ ウイング出身のアレッサンドロ・フロレンツィと、強烈な左足キックを装備するアレクサンダル・コラロヴは、“守備の国”イタリアのなかでも特に攻撃的な両サイドバックだ。」
パスやクロス、また自らゴール前に飛び出してシュートも狙う。お世辞にもディフェンス能力は高いとは言えないが、チームのために全力を尽くす献身性も魅力の一つだ。■ナポリ:ニコラ・マクシモヴィッチ、マリオ・ルイ ニコラ・マクシモヴィッチはセンターバックを本職とするDFだが、グループステージ第2節のリヴァプール戦と第3節のパリ・サンジェルマン戦では、右サイドバックとして起用された。
4-3のシステムを採用する相手に対して、ナポリはボールを保持していない場面では3バック、ボールを保持していない場面では3バック、ボールを保持していない場面では4バックを使い分け、マクシモヴィッチがサイドバックとウイングバックを兼任することで、強敵との2連戦を1勝1分けで終えることができた。■バイエルン:ジョシュア・キミッヒ、ダヴィド・アラバ「万能型」という言葉が最もよく似合うサイドバック2人だろう。中央寄りにポジションをとってゲームを作ることもできれば、タッチライン沿いを駆け上がってクロスを配給することもできる。
また、アリエン・ロッベンやフランク・リベリーなど味方の強力なサイドアタッカーを生かすためのフリーランも厭わない。別のポジションからコンバートされて現在に至るが、“何でもできる”彼らの存在は、監督に様々な可能性を与えてくれる。

 
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