「西が丘よりももっと先の目標」見据えてきた東京朝鮮、東京4強の先へチャレンジ:東京B

[10.28 選手権東京都Bブロック予選準々決勝 東京朝鮮高 2-1 修徳高 実践学園高尾G]  今年は感動させるだけでなく、勝ち抜くチームに――。
左サイドから思い切り良くドリブルで切れ込んだ左SBパク・チュンボム(3年)がこぼれ球を自ら左足で打ち抜き、先制ゴール。“電光石火”とも言える一撃でリードを奪った。一方の修徳はサイドを活用しながら反撃。
そして敵陣高い位置でスローインを獲得すると、左SB伊東紀行(3年)が左右両サイドからロングスローを投じて東京朝鮮の守りにプレッシャーをかける。25分には10番MF石崎皓大(3年)の2人がゴール前で抜群の強さを発揮して決定的なチャンスを作らせない。
東京朝鮮は相手のペースに引き込まれて普段通りに繋いで攻めることができなかった。だが、各選手が声を掛け合いながら集中力を切らさずに守り続ける。修徳は石崎やFW刑部泰生主将(3年)のキープ力も交えて分厚い攻撃を仕掛けてきたが、東京朝鮮は動じない。
逆にムン・ヒョンジョンの思い切った攻撃参加からMFユン・チス(3年)がゴールまで25m強の距離のFKで右足を振り抜く。午後5時キックオフの試合は気温が下がり、夜露によってスリッピーなピッチ。
それを活かし、壁を越えたところで意図的にバウンドさせたボールは、急激に伸びてそのままゴールネットに突き刺さった。非常に大きな2点目。だが、修徳は29分、1年生CB高橋港斗が右足ミドルをゴール左隅にねじ込んですぐに1点を取り返す。
白熱の終盤。修徳はクロス、セットプレーからゴールを目指し、40分には右CKからU-16日本代表候補MF大森博(1年)がヘディングシュートを放つ。だが、シュートはクロスバーの上側を弾いて外へ。
ムン・ヒョンジュンが「「ここで負けるなとか、「我慢比べだとか、みんなで声を掛け合って気が緩まないように徹底しましたという東京朝鮮が、最後まで集中力を切らさずに守り抜いて4年連続の準決勝進出を決めた。」
加えて指揮官は「攻撃で点を獲れないと勝てない。積み上げてきた部分がいいように出ている」と昨年から積み上げてきたものの成果を口にする。昨年の準決勝では優勝した関東一高に延長戦の末に敗れたが、チョン・ユギョンの3得点によって1-3から追いつくなど激闘を演じた。
その一方、準決勝での惜敗が続いていることも確かだ。今年のインターハイ予選も全国まであと1勝に迫りながら、関東一に3-3からのPK戦で惜敗している。それだけにムン・ヒョンジュンは「去年も見に来てくれた人たちが「感動した」とか「ナイスゲーム」だとか言ってくれたんですけれども、そこで満足したらいけない。
(準決勝の会場である)西が丘止まりだと思うので、今年は西が丘を目標というよりも、(決勝が開催される)駒沢競技場に目を向けないと、いつまで経っても西が丘よりももっと先の目標を見つめようとしてきましたと口にする。近年、全国にいつ手が届いてもおかしくない戦いを見せている東京朝鮮。昨年の敗退からより高みを目指して1年間を送り、現在、「乗りに乗ってきた」(ムン・ヒョンジュン)チームが今年こそ、歴史を塗り替える。

 
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